不登校、ひきこもり支援及び学校法人設立準備を行う一般社団法人学校法人くまもと創栄学園設立準備団(所在地:熊本県菊池郡大津町大字大津219番9号、代表理事:上田 晋也)は、フリースクールおおあそ未来の杜に入所している子どもたちや様々な人の居場所を作るため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて5月20日(月)にプロジェクトを開始しました。農業森林活動をさせたい「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト ■プロジェクトを開始した背景当団体代表理事の上田 晋也は自信が不登校経験者。その不登校経験から学校教育の在り方を考えるようになり、「他も誰かがやるのを待つのではなく、自分で学校を建てよう」と決意。その決意の下教員免許を取得し高校へ就職。その後、不登校と農業や食への重要性にたどり着き、観光農園や別のフリースクール団体に所属。そして当団体を設立しました。食や農業を不登校の子どもたちに触れさせ新しい世界を体験させてみたく、この度このプロジェクトを開始いたしました。救いたい 代表理事 上田 晋也■特徴*一人一人の個人を大切にする当団体を運営する三名全員が不登校経験者です。不登校経験をしてるかしてないかは一番大きいポイントです。子ども同じ境遇だったり同じような気持ちになったことがあったりする理解者を探しています。つまり私たちの存在は子どもたちにとって大きな存在と言えます。だからこそ命を懸けて私たちは子どもたちに向き合います。*日本初の学校の先生と教え子で起業するフリースクール&学校カフェ不登校・引きこもりに悩む子どもたちの支援を行っていますが、私たちはなんと高校時代の先生と教え子の関係で起業に踏み切りました!これは日本初の取り組みで今現在いろんなメディアに取り上げられ、注目を集めています。*学校設立 日本初の取り組み令和8年4月1日。文部科学省指定の学びの多様化学校、おおあそ未来義務教育学校を開校(予定)いたします。私立の義務教育学校で学びの多様化学校を新規開校するのは日本で初めての取り組みです。不登校者数の急激な増加に鑑みて、不登校特例校の設置は喫緊の課題として文部科学省も押し出しており、現代日本教育の最大の課題といえます。そこで私たちは、国や地方自治体の負担や活動範囲に限界があることを知り、私たち民間の力で学校を設立し、不登校や普通の学校教育に合わない子どもたちを一人も取り残すことなく歩いていくために、この日本教育の喫緊の課題について向き合うことを決めました。体験活動■ご寄付のリターンについて1,000~5,000円:【HPブログでの支援者掲載&メッセージと定期お便りの送付】ご寄付をしていただいた方々に感謝の込めたメールとお手紙をお送りし、ブログの方でお名前を掲載させていただきます。10,000円:【HPブログでの支援者掲載&メッセージと定期お便りの送付】ご寄付をしていただいた方々に感謝の込めたメッセージと定期のお便りをメールにてお送りし、ブログの方でお名前(名称)を掲載させていただきます。1,000,000円:【阿蘇ツアー&防災キャンプ&HP掲載】職員が同行し阿蘇の観光ツアーを行い、ツアー終了後は防災キャンプを行います!ご寄付、ご支援いただいた方のお名前や名称をブログ・ホームページの全ページ下部に記載させていただきますとともに活動の報告や実際に見学会と職員の同行いたします阿蘇の大自然ツアーをさせていただければと思います。2,000,000円:【阿蘇ツアー&阿蘇名産の豪華食材を使ったお料理キャンプご招待&HP掲載】職員が同行し阿蘇の観光ツアーを行い、ツアー終了後のキャンプにて阿蘇の豪華名産特産品を使用したお料理で心を込めた精一杯のおもてなしをご用意しております。ご寄付、ご支援いただいた方のお名前や名称をブログ・ホームページの全ページ下部に記載させていただきますとともに活動の報告や実際に見学会を開いたりさせていただければと思います。etc.※その他詳細はCAMPFIRE専用ページをご確認ください。■プロジェクト概要プロジェクト名: 阿蘇の大自然の山の中で子どもたちと農林体験をしたい!!期間 : 令和6年5月20日(月)~6月30日(日)23:59URL : 自然体験■会社概要商号 : 一般社団法人学校法人くまもと創栄学園設立準備団事業名称: フリースクールおおあそ未来の杜学校カフェ あそ照カフェ代表者 : 代表理事 上田 晋也所在地 : 〒869-1233 熊本県菊池郡大津町大字大津219番9号設立 : 2023年12月事業内容: フリースクール等の不登校学習支援業・飲食業HP URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人学校法人くまもと創栄学園設立準備団 経営管理部担当 : 安谷TEL : 080-6421-5788E-mail: kumamoto.souei.yasutani@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月30日株式会社NTTデータ関西(以下、NTTデータ関西)は、公立学校を所管する自治体や委託事業者向けに販売している「こども相談チャットアプリ『ぽーち』」を私立の小学校から高校向けに2024年5月から提供を開始し、全国の学校へ販路を拡大します。また、先着5校に限定し、2024年11月21日までの6カ月間、私立学校向けに導入キャンペーンを実施します。近年、いじめや不登校が全国的に課題となっているなか、NTTデータ関西は自治体向けに「ぽーち」を提供し、公立学校を対象にこどもに関わる問題の早期発見と早期対処を支援してきました。昨年導入いただいた枚方市では、現在、63校3万人弱の小中学生が「ぽーち」を利用しており、数多くの相談から悩みや不登校への解消へつながる会話が実現できており、効果を実感いただいております。最近では公立学校と同様に私立学校からも悩みを抱えるこどもがいる状況に対して「ぽーち」を活用したいという相談をいただく機会が増えてきました。このような状況も踏まえ、全国の私立学校の多くが独自のいじめ防止に関する基本方針を定め、改善に尽力しています。これを受けて、NTTデータ関西は、「ぽーち」を小規模の私立学校でも利用しやすい価格設定を行い、販路を私立学校へ拡大し、全国の学校へと展開します。初年度は、私立学校10校への導入を目標としています。また、今後の展望として、生成AIを活用したこどもからの相談に対する回答例を提案する機能など、随時アップデートを検討しています。こども相談チャットアプリ「ぽーち」を利用した場合の流れ【背景】不登校やいじめだけでなく、多くの問題は、発見が遅くなり問題を抱え込んでしまう期間が長期化するほど、その改善は難易度が増す傾向にあります。問題解決に最も重要なことは、早期発見と早期対処を一括で行うことです。発見と対処のどちらか一方では、初動が遅れてしまい早期解決が困難となるため、両軸で対策することが大切です。「ぽーち」は、こどもの心と身体に関するアンケートを活用した健康観察により不調を早期発見し、匿名相談チャットで早期対処を行うことで、問題や不調が大きくなってしまうことを防ぎ、早期解決を図ることができます。こどもが少し離れた大人(スクールカウンセラーなど)へ自発的に悩み相談できる機能に加え、健康観察を通して「悩みを抱えているけれど、自発的に相談することが苦手なこども」を発見し、プッシュ型のアプローチができる機能を備えています。「ぽーち」を通して、少しでも多くのこどもが一人で抱え込まず、明るく健やかに成長していける社会づくりを助力できるよう、この度の販路拡大にいたりました。【こども相談チャットアプリ「ぽーち」概要】こども相談チャットアプリ「ぽーち」は、日頃、こどもが内面に抱えている悩みや問題を少し離れた「大人」へ匿名でチャット相談できるアプリです。利用対象者は小学生から高校生を想定しています。小学生、中学生はGIGAスクール端末から、GIGAスクール端末を支給されない高校生は個人のスマートフォンやパソコン、タブレットからアプリをダウンロードして利用できます。製品URL: ■商品の特長1. 簡単な操作ですぐに匿名チャットを開始できる相談開始時にはイラストを用いたアイコンで相談内容をジャンル別で選択できるため、相談を文章化することが難しい年齢層のこどもでも内容を大人へ伝えやすい仕組みとなっております。小学校低学年から高校生まで幅広く簡単に匿名チャットを開始することができます。2.気分・体調アンケートでこどもの気分や体調を見える化できる記名での「気分・体調のアンケート」機能により、こどもの気分や体調を見える化できます。結果はカレンダー形式で記録されるため、こども自身や担任教師が振り返りができることに加え、学年主任、教頭など管理職が、各学年の状況や学校全体の状況を確認することができます。早期にクラスの状況の変化をキャッチすることで、一人の教師だけが問題を抱え込んでしまうことを防ぐこともできます。3. 自動声かけ機能によるプッシュ型アプローチができる「気分・体調のアンケート」の結果から、悩みを抱えるこどもの予兆を検知し、アプリから自動でこどもに声かけを行うことができます。そのため、自発的に相談をすることが苦手なこどもでも、アプリから声をかけられることをきっかけに匿名相談チャットを開始しやすくなります。その後の相談は、ジャンルに応じた応談者がアサインされ対応する仕組みになっています。気分・体調アンケートで自動声かけシステム【キャンペーン情報】期間: 2024年5月9日~2024年11月8日内容: 6カ月間利用料無料対象: 先着5校条件: 事例紹介などご協力いただける学校さま詳細はお問合せいただきたく存じます。URL : □直近の展示会出展予定展示会名:自治体・公共Week2024場所 :東京ビッグサイト期間 :2024年6月26日(水)~2024年6月28日(金)展示会名:関西教育ICT展2024場所 :大阪南港ATCホール期間 :2024年7月25日(木)~2024年7月26日(金) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月22日ねこじまさんの長男・まっちくんは、小学校に入学してからすぐに登校しぶりが始まります。以前から常同行動や強いこだわりなどがあったものの、発達検査を受けても特に診断名はつきませんでした。2学期になると登校しぶりはますますひどくなり、大学病院の心理発達科を受診しましたが、解決策は見つけられません。さらに小学校のスクールカウンセリングや教育センターの不登校専門窓口で話を聞いてもらったものの、具体的な解決法を見つけることはできませんでした。そして、今後もし長期的に学校に行けないことがあっても、受け入れ可能な市の施設があることを教えてもらいました。こうして1年生が終わるころ、「怒ったり泣いたり、休んだりするかもしれないけど、学校で頑張るよ」と自分の気持ちを打ち明けてくれたまっちくん。 ねこじまさんは、自分たちのスタイルでやってみようと決意を新たにしたのでした。 え、鉛筆が…!? そして2年生がスタート。ねこじまさんが、まっちくんのことについて新しい担任の先生に伝えると、「みんな一緒ですよ! そんなもんですって!」と言い切られてしまいました。4月末のある日、まっちくんの筆箱を見てみると、なんと鉛筆がボロボロの状態に! どうやらまっちくんは、鉛筆を噛んでしまっているようです。ショックを受けるねこじまさんでしたが、あまり詮索せず、とりあえず様子を見てみることにしました。 クラスも担任の先生も変わる新学年。学校から帰ってくると機嫌が悪くなっていることからも、まっちくんはいつの間にかストレスを感じていたのかもしれません。 こういうとき、怒ったり問い詰めたりせずに、子どもの気持ちを尊重して焦らず支える姿勢を見習いたいものです。子どもが抱える問題に対する解決方法に必ずしも正解はなく、対話を重ねながら一歩一歩前に進むことの大切なのかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2024年05月21日セカンドオピニオンってどういうもの?息子が小学3年生の時、行き渋りを始めたことをきっかけに児童精神科を受診しました。最初の病院では、不安を和らげる薬が処方されましたが、3ヶ月ほど通院しても改善が見られませんでした。その後、先生から大きなA病院を紹介され通院することになり、A病院では「解離性障害」と診断されました。しかし、A病院に通院しているうちに不安がどんどん増してきました。薬の変更によって大切な行事前に荒れてしまうことや、現状を伝えても「治ります」としか言われないこと、こちらの話を全く聞いてもらえないことが続いたため、現在の治療法が正しいのか疑問に感じたのです。そのため、セカンドオピニオンを受けることにしました。セカンドオピニオンとは、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。セカンドオピニオンは、担当医を替えたり、転院したり、治療を受けたりすることだと思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。まず、ほかの医師に意見を聞くことがセカンドオピニオンです。引用:東京都保健医療局|セカンドオピニオンとは調べてみたところ、セカンドオピニオンは基本的に自費診療となり高額のようです。そして今通っている担当医の診断書が必要になります。私自身も、担当医に「セカンドオピニオンを受けたい」と伝えることに抵抗を感じましたが、先生は「セカンドオピニオンは患者の権利ですから」と理解を示してくださり、診断書を用意してくれました。その瞬間、心からホッとしました。Upload By 花森はな優しいB病院の先生との出会い初めてB病院を訪れた時のことは今でもよく覚えています。はじめに臨床心理士さんのカウンセリングを一時間ほど受けました。そして、次はいざ先生の診察!診察室を開けた瞬間に飛び込んできたのは、先生の満面の笑顔と「今日は来てくれてありがとう!」というあたたかい言葉でした。私たちの話を一つひとつ丁寧に聞いてくださり、もうこの時点で「この病院に転院したいです……」と言って泣いてしまいました。それほどまでに追い詰められていたこと、周囲に味方がいなかったことに、その時初めて気がつきました。Upload By 花森はなセカンドオピニオンの結果は…セカンドオピニオンの結果は、治療法もお薬の処方も間違ってはいないとのことでした。ただ一つだけ、「解離性障害」という診断名については、B病院の先生によると「僕はどちらかと言えば『不安症』と言いたいです」とのことでした。「心理検査も希望するならやりましょう。できることは全てしていきましょう」とおっしゃっていただき、こちらのB病院に転院を決め、心理検査を受けることになりました。心理検査とは、広く知能水準や発達水準、パーソナリティを評価するための検査をさします。病院などで、その後の支援計画・治療計画を立てるために集める情報の1つとして実施されます。検査、受けられる…?心理検査は、診察室近くの小部屋で行われました。検査が始まる前から私は不安でした。まずこの日は、秋にしては気温が真夏並みに高いのに院内は冷房がついておらず、うだるような熱気でした。息子は、暑くなるとパニックが起きやすいのです。また部屋も、天井が低く圧迫感があり、長時間いるのは難しいのではないかな……と思いました。そして何より、息子は不登校になってしまってから、母子分離が難しく、常に私がついていないとだめでした。一人で外出もできなくなってしまっていたのです。Upload By 花森はなセカンドオピニオンを受けてよかった検査が始まって30分も経たない頃、息子が検査室から飛び出してきました。「帰る!帰る!」と言って暴れます。慣れない空間、見知らぬ大人と二人きり……息子にとっては耐え難い空間だったのでしょう。検査は途中で中止となりました。途中までの内容で一旦結果を出していただき、検査はまた息子の状態が安定してきたら改めて行うことになりましたが、学校で支援を受けようとなると今回の結果では難しく、ひとまず定期的に受診をし、精神障害者保健福祉手帳の取得を目指すことになりました。Upload By 花森はなあのままA病院に通っていたら、精神障害者保健福祉手帳の取得を考えることもなかったですし、ずっとモヤモヤしたまま通い続けることになっていたと思うので、思い切ってセカンドオピニオンを受けてよかったと思っています。こうしてB病院の先生と出会うことができました。話を聞いてくれる、受け止めてくださる医療者と出会うことは、息子にとっても、私にとっても大きな救いとなりました。担当医は残念ながら代わってしまいましたが、現在もB病院に引き続きお世話になっています。執筆/花森はな(監修:室伏先生より)セカンドオピニオンを受けられ、通院先を変更されるまでの道のりを共有してくださり、ありがとうございました。大事な大事なお子さんの状況に関してご心配されるというのはとても自然なお気持ちですし、さまざまな先生の意見を聞いていただいて納得して治療に臨んでいただけるのが、医師と患者さま双方にとってよいことなので、ご希望される場合にはぜひ受けていただきたいと思いますが、患者さまにとってはそれを医師に伝えることは、時に勇気の必要なことですよね。医療スタッフと患者さまの間の信頼関係はとても大事です。人間関係なので相性もありますし、お子さんにとって何を大切と考えるかに関して意見の違いもあります。それは医師もよく分かっています。ですので、もしセカンドオピニオンのご希望があれば、ぜひ前向きにお願いしてみていただきたいと思います。前の記事はこちら
2024年05月21日ASD(自閉スペクトラム症)息子は小学校、中学校で不登校、行き渋りを経験現在14歳の息子は、10歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けています。初めての場所やいつもと違うこと、急な予定変更などに弱く、見通しが立たないと不安になる特性があります。また、聴覚過敏があるためイヤーマフを使ったり、休み時間は図書室に避難しているようです。つい最近、まぶしいのが苦手で疲れるらしいと分かり、部屋の明かりを暗めにして目を休めるようにしています。そんな息子は、小学校、中学校と不登校、行き渋りを経験しています。ですが、不登校の理由はそれぞれ違いました。担任の先生の理不尽な対応がきっかけで不登校に……【小学校3年生】息子は小学3年生の時から行き渋りが始まったのですが、大きなきっかけは担任の先生でした。先生はすぐに怒る、怒鳴る、ちょっとした忘れ物も許してはもらえず、学校の近くに住んでいる保護者の方によると「家まで怒鳴り声が聞こえてくる」と言うほどの大声。聴覚過敏の息子には、とてもつらかったと思います。息子が間違えて覚えてしまった漢字を頑張って覚え直して正解を書けた時は、「今はたまたま正しく書けたけど、君は間違いを直そうという気が全然ない」と怒られたり、給食でおかわりを食べている最中に具合が悪くなって保健室へ行ったら、保健室へ行ったことを怒られて次の日からおかわり禁止にされたりと、理不尽な思いをしていたようです。ただ、ほかの子どもに対しても同様か、より厳しい対応をしているという話も聞こえてきていたので、息子が特別ターゲットにされていたというわけではなさそうでした。Upload By ユーザー体験談息子はそんな先生の元で精神的に不安定になってしまいました。連絡帳で「家でパニックを起こして、命に関わりかねない危険な行動を取ることがあるので、万が一危ないことをしたら、安全な場所で落ち着くまで一人にさせて欲しい」とお願いしたり、「聴覚が過敏なので耳栓を使わせて欲しい」、「手元がうまく見えていない可能性がある」と気になることを伝えたましたが、先生からちゃんとしたお返事がもらえることはほとんどありませんでした。唯一耳栓の使用だけは許可してくれましたが……。こんな状態でしたので無理に学校へ行かせるべきではないと思い、息子が休みたい日は休ませるようにしました。担任の交代、高学年になりクラスメイトから発達障害についてからかわれるようにその後いろいろあり、2学期の途中で担任の先生が代わることになりました。このことによって目に見えて息子の状態は良くなりました。ただ4年生になると、息子に発達障害があることについてクラスメイトからいろいろと指摘されるようになりました。これはとても嫌だったようです。学校から帰って来て部屋で泣いていたり、ある同級生が探し物が見つからなくて困っていたので探し出して渡してあげたら「気持ち悪い」と言われたと話してくれたりしました。私から「担任の先生に話そうか?」と提案してみましたが、息子は少し考えて「あんまりひどかったら自分で先生に言う」と答えたので、見守ることにしました。息子にはその子どもたちに会った時はきちんと挨拶をして、あとは距離を取るようにアドバイスし、息子はそのようにしていました。Upload By ユーザー体験談結局息子は卒業まで先生に傷つくことを言われているとは伝えなかったようですが、私がスクールカウンセラーの先生に相談していたので、そちらから話が行っていたかもしれません。中学では、その子たちと同じクラスにはなりませんでした。GW明けから始まった中学校への行き渋り。原因は……息子が中学校へ進学すると、慣れないためかゴールデンウィーク頃から、パニックを起こしたり、学校を休みたいと言ったりすることが増え、行き渋りが始まりました。朝支度をして、カバンを背負ってから「休む」と言い出します。私の所へ来て、申し訳なさそうな顔をして「ごめんなさい」と言う姿はなんともせつないものでした。Upload By ユーザー体験談息子がいうにはとても疲れてしまっているようなのです。部活を始めたこともあると思いますが、私は、「周りと合わせるのに必死で疲れてしまうんだろうな」と推測していました。小学校の頃から、ほかの子は言われなくてもやることが分かるけれど、息子は説明がないとどうしたらいいか分からなくて困るようで、それは中学生になっても続きました。ほかにも「自分はみんなとテンポが違う」「授業のスピードが合わない」と、中学生になってからは、周りとの違いをかなり気にするようになりました(確かに、授業参観に行くと、一人だけ行動がみんなより遅いです)。先生方はみんな「問題はありません」と言うので、周りを見ながら何とかみんなと合わせているんだろうなと思います。中学校への思いは小学校の時とは違う。登校するために試行錯誤する息子ですが、小学生の頃と違うのは息子の「学校に行きたい」という気持ちが強いことです。休んだ日に「明日から2週間休まないで学校に行けたらどう思う?3週間休まなかったら?1ヶ月休まなかったら?」と休まずに学校へ行ける自分を想像していたり、「どうしたら休まないで学校行ける?」、「疲れないように体力つけるにはどうしたらいい?」と聞いてきたりします。そして行くために自分で試行錯誤を続けています。まず、部活に出る日を調整するようになりました。部活の決まりに「休まないこと」というのがあるのですが、調子が悪いのに無理して部活に出て、次の日に学校に行けなくなることが多々ありました。するとお医者さんから「自分で自分の体調を管理するのは大切なことだから、そういう時は部活を休むように」と言われ、疲れていたり、調子が悪かったりする時は、自分の判断で部活を休むようになりました。Upload By ユーザー体験談中学1年生の時は、かなり精神的に不安定になっていたので、スクールカウンセリングで相談したりして、部活に出る日を減らしてもらいました。ですが、中学2年生になると、休日以外の部活には出られるようになりました。徐々に休日も部活に出るようになってきましたが、日曜に部活に出ると、月曜に学校に行くことができないのではないかと不安になることがあるので、そういう時は部活を休んでいます。そして寝る前に精神科で処方された薬をきちんと飲むようになりました。薬を飲んで寝ると、スッキリと落ち着いて学校へ行けるようです。ただ、効き目が強くて朝起きられないことがあるので、寝る前に飲むのを避けたり、お医者さんから、薬を半分にしていいと言われているので、半錠にしたりしています。また、体力がないのがいけないのではないかと、筋トレにチャレンジしたりしていますが、これは今のところ上手くいっていないようです。自分の意志で頑張り続ける息子を応援し続けます今は、担任の先生の「つらい時は休んでいいよ」という理解もあり、時々休みながら学校へ通っています。中学3年生になった今は「休みを減らしたい」「受験勉強を頑張りたい」と言っています。これから受験があるので、精神的に不安定になるのではないかという不安はありますが、何とか学校に通えるといいなぁと思っています。今後は、息子が自分自身を理解して、周りの助けを借りたりしながら、自分の特性と上手くつき合っていかれるようになるといいなぁと思います。イラスト/SAKURAエピソード参考/まこちゃ(監修:森先生より)怒鳴ったり厳しすぎたり、しっかりと特性を説明しても理解しようとしてくれない先生にあたってしまうと、とってもつらいですね。学校は、お子さんの健全な成長のために通うところです。毎日休まずに登校できるのであればもちろんそれに越したことはありませんが、無理に登校させて精神的に不安定になってしまっては、本末転倒です。しっかりとお子さんの心身の調子に配慮しながら、「休みたいときに休む」というのは良い選択肢なのではないでしょうか。投稿者さんがお子さんの不安な気持ちを受け入れて寄り添っていたからこそ、お子さんの「学校に行きたい」という気持ちを育むことができたのではないでしょうか。結局、お子さんが自分自身が自分を理解してコントロールできるようになる、というところが子育ての大きな目標の一つです。「毎日学校に行く」というのは、そのための手段でしかありません。無理をせず、1人で抱え込まずに、スクールカウンセラーの方や病院や行政など、頼れるところは全て頼りながら環境を整えていきましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年05月17日タレントの中川翔子が10日、自身のX(Twitter)を更新。不登校で悩む学生にメッセージを送り、ネット上で反響を呼んでいる。○不登校でも「大丈夫」「取り返せる」中川は、「中学で卒業式にも出ず不登校になるのも勇気がいったし、ああもうだめだわたしの人生、て絶望もした、けど母が連れていってくれた通信制高校では単位を自分のペースでとれるから、息がしやすくなり、本校と分校二か所ぶんで卒業証書を貰えて嬉しかった」と自身の経験談を投稿。続けて、「行ってみないとわからなかった、大学に推薦で行った子もたくさんいたし、大丈夫なんだ取り返せるんだ、と少しずつ思えた」と不登校で遅れていた分もカバーできたことを振り返った。さらに、「部活がなかったから青春やれなかったけど歳を重ねるたびに生きてて良かった、の風が吹く日がたくさん増えていく」「あの日死なないで良かった、と思えた未来に繋がれた」と通信高校に行ったことで心が救われ、現在の自分があると明言。自身の経験を踏まえて、「いま悩んでる子どもたち、親御さんに、どんどん選択肢や学びの場や居場所が増えてきている事がつたわったらいいな」と過去の自分と同じ悩みを持つ人々に思いを寄せた。こうした投稿にファンからは、「そうやって辛かった記憶を忘れないで、財産として若者にも伝え続ける。しょこたん本当に尊敬します」「生きていてくれてありがとう」「大事なのは“今”と思えることができた」「娘もいつかこんなふうに振り返れる日が来ると良いな」「しょこたん希望の光をありがとう」「みんなに伝えたいから拡散するね」「悩んでいる人は見学だけでも行ってみて欲しい」「我が家も似ていて共感。息がしやすいって大事」「本当これ。人生の選択肢なんていくらでもある」「多くの人に届いて欲しい」など多くの共感の声が寄せられ、3,900件を超えるリポストで拡散されている。
2024年05月16日《親父に、ホリエモンとメンタリストDaiGoさんに対するポストを消せと言われました!でも、僕は消す気ありません。自分の気持ちをポストしただけなので、消す必要ないと思います。皆さんは、どう思いますか?言いたい事も言えないこんな世の中じゃ…》5月13日、Xでこう投げかけたのは元不登校YouTuber・ゆたぼん(15)。今年4月から通信制の高校に進学したが、その成長ぶりに支持者が急増しているようだ。ゆたぼんは冒頭のコメントに加え、3択からなるアンケートも募っていた。結果は「ポストを消すべき」が3.1%、「ポストを消さなくていい」が41.6%。最も票が集まったのは「親父をぶっ飛ばせ!」で、55.3%と半数を上回った。最近では実業家の堀江貴文氏(51)やメンタリストのDaiGo(37)と、「学校」をめぐる議論が話題に。きっかけは編集者の箕輪厚介氏(38)が8日に、Xで《GW明けだからか子供が小学校をサボろうとするから学校行けって言ったら、ホリエモンが学校行かなくていいって言ってると返された》と嘆いたことだった。するとゆたぼんは、この投稿を引用して自らの考えをこう綴っていた。《ホリエモンが「学校に行かなくていい」って言ってるからといって学校をサボって、大人になってから困ってもホリエモンは責任を取ってくれない。人生の責任は自分自身。僕も学校は行きたければ行けばいいし、行きたくないなら無理に行かなくていいと思う。でも、楽しめそうなら行ってみてもいいと思う》(5月8日)DaiGoもゆたぼんの投稿に反応し、11日にXで《そして、社会に出ると、仕事は楽しい時に行けばいいでは成り立たないと言うことに気づく絶望》と冷ややかな視線を送っていた。だが、ゆたぼんはDaiGoにも怯むことなく、鋭く切り返していた。《教育は親の義務で子供は学校に行く権利はあるけど義務はありません。憲法で「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とあるので、学校と仕事は別ですね。だからといって「ホームレスの命はどうでもいい」なんて差別発言する人は良くないと思います。学校で何を学んできたんや?って話ですよね》(5月12日)■アンチへの考え方を見直すも父・幸也氏が“シャットアウト”した過去も’18年に不登校を明かすYouTube動画が反響を呼び、新聞やメディアでも取り上げられたゆたぼん。だが当時の極端な物言いは、しばしば物議を醸すことに。例えば小学校の卒業に際して卒業証書を破ったり、「小学校なんて1日も行かんくても卒業できるねんな!」とアンチを煽るような発言をしたりしていた。さらに「ゆたぼんスタディ号」で日本一周にも挑戦したが、数々の行動が炎上したことも。「クラファンで487万円の資金を集めたものの、旅の途中で赤字に。寄付を呼びかけて100万円の投げ銭の申し出がありましたが、振り込め詐欺だったことが判明。この他にもブランデーをかけたアイスを食べて批判を浴びるなどしていました。ですが炎上の主な原因は、ゆたぼんやお父さんによる“アンチ煽り”でした。SNSでは旅を満喫する様子とあわせて、《アンチも『不登校でも生きられる』ってことをもっと知った方がええで》など“上から目線”な投稿も目立っていました」(WEBメディア記者)それでも変化が垣間見えた瞬間もあり、’22年1月にはXで自らの考えをこう記していた。《最近俺はアンチの意見を聞くのもちょっと大事な気がしてきた。HIKAKINさんも、アンチに見てくれてるだけで感謝してるって言ってるし、アンチやからって、みんながみんな悪い人ちゃうかも?》だが父の中村幸也氏は、《アンチの言葉を見すぎると影響を受けてアンチ脳になるし、アンチしてる奴は所詮アンチにしかなれないゴミ。そんな奴らの汚い言葉から得られるモノなんて無い》と息子の考えを“シャットアウト”していた。それから2年あまり経て、いまは自立心が育ってきているようだ。「ゆたぼん君の通学に関する考え方は、当初から『行きたくなければいかなくていい』と一貫しています。いっぽうで批判を集めてきた挑発的な物の言い方は、“お父さんの影響では”と指摘もされてきました。今月5日にアップされた動画では初めて新聞に取り上げられた当時を振り返り、『この時はまだ10歳でご彙力もなかった』と言及。さらに『当時は説明も下手で誤解されるような言い方もしていた。本当に説明が下手ですみませんでした』と、謝罪もしていました。こうしたゆたぼん君の変化に、ネット上ではアンチのような意見は以前よりも大幅に減ってきています。親に影響されることなく、自らの考えで物事を進められるようになったのではないでしょうか」(前出・WEBメディア記者)ニュースサイトやSNS、ゆたぼんのYouTubeのコメント欄では、これまで見守ってきた人たちが“親戚目線”で感心する声が上がっている。《ゆたぽんは大人になったと思います。発言に他人に対する優しさや思いやりが感じられるようになった》《ゆたぼんは成長が著しくてびっくりしますおばさん嬉しいよ!私もゆたぼんを見習い頑張ります》《ゆたぼんを親のような目線で見てるから「しっかりと成長したなぁ…」という感情になった》
2024年05月15日4月から通信制の高校へ進学している元不登校系YouTuberのゆたぼん。実業家の堀江貴文氏(51)との「学校に登校すること」に関する議論が話題になっている。ゆたぼんは小学3年生から登校拒否しYouTuberとして活動していたが、中学3年を迎えた昨年より登校を再開。「人生は勉強や」と高校受験に向けて積極的に勉学に励んだという。結果として、第一志望の高校には内申点が足らず不合格となったものの、通信制の高校に入学している。堀江氏と議論するきっかけとなったのは、堀江氏と親交のある編集者・箕輪厚介氏が5月8日、Xに投稿したこのポスト。《GW明けだからか子供が小学校をサボろうとするから学校行けって言ったら、ホリエモンが学校行かなくていいって言ってると返された。むずい》この「ホリエモンが言っている」を根拠に反論してきた箕輪氏の息子に対し、ゆたぼんは同ポストを引用しこう返答した。《ホリエモンが「学校に行かなくていい」って言ってるからといって学校をサボって、大人になってから困ってもホリエモンは責任を取ってくれない。人生の責任は自分自身。僕も学校は行きたければ行けばいいし、行きたくないなら無理に行かなくていいと思う。でも、楽しめそうなら行ってみてもいいと思う》しかし堀江氏の意見は変わらなかったようで、翌日9日、箕輪氏の投稿を引用し《行く意味ないじゃん学校》と投稿。ゆたぼんは動じず、《野菜は美味しいから食べるのと同じで、学校は楽しいから行くんだよ》と、堀江氏の名言を引用したコメントで返信した。その後11日、堀江氏はこの一連のやりとりをまとめた「J-CASTニュース」の記事を引用し、《箕輪の息子は楽しくないからサボりたいんだろ。文章読めるようになれよ》とゆたぼんを”口撃”。しかし、もともとゆたぼんは《行きたくないなら無理に行かなくていい》としたうえで《楽しめそうなら行ってみてもいい》というスタンスで主張している。論点がずれた堀江氏に対し、ゆたぼんは《楽しく行ける時に行けばいいって言ってんだろ。読解力つけろよ》とド直球の再反論を行った。一連のゆたぼんの意見には広く共感が集まっているようで、堀江氏の投稿のいいね数が1000近くだったのに対し、ゆたぼんの投稿のいいね数はどれも2万超え。特に堀江氏の名言を引用した「野菜は美味しいから?」の投稿には6.2万のいいねがつき、コメント欄でも応援の声が集まっていた。《これは強烈なカウンターww》《ゆたぼん、すごいー!人生経験豊富なだけある!》《学校は行く意味ないって、大人が決めつけちゃいけませんね。ゆたぼん、カッケー》《やっぱりゆたぼん、流石たくましいな笑》
2024年05月13日今年の4月から通信制の高校に進学している元不登校系YouTuberのゆたぼん。実業家の堀江貴文氏(51)やメンタリストDAIGO(37)との「学校」をめぐっての議論が話題を呼んでいる。きっかけは、編集者の箕輪厚介氏が5月8日にXに投稿した《GW明けだからか子供が小学校をサボろうとするから学校行けって言ったら、ホリエモンが学校行かなくていいって言ってると返された。むずい》というポスト。この投稿に堀江氏が反応し《行く意味ないじゃん学校》と持論を展開していた一方、ゆたぼんはこう返していた。《ホリエモンが「学校に行かなくていい」って言ってるからといって学校をサボって、大人になってから困ってもホリエモンは責任を取ってくれない。人生の責任は自分自身。僕も学校は行きたければ行けばいいし、行きたくないなら無理に行かなくていいと思う。でも、楽しめそうなら行ってみてもいいと思う》すると堀江氏は11日、このことを取り上げた「J-CASTニュース」の記事を引用し《箕輪の息子は楽しくないからサボりたいんだろ。文章読めるようになれよ》と投稿。この反撃に、ゆたぼんは《楽しく行ける時に行けばいいって言ってんだろ。読解力つけろよ》と返信していた。このやりとりをメンタリストのDaiGoも静観していたようだ。DaiGoは同日、ゆたぼんの投稿を引用し《そして、社会に出ると、仕事は楽しい時に行けばいいでは成り立たないと言うことに気づく絶望》とコメントしていた。ゆたぼんに対し「社会に出た後の仕事」という論点を提示したDaiGo。《ただ不登校時に親がこーゆー思想で無理に学校行かせようとしたり例えば学校には行けたとしても社会人になれないくらいメンタルの取り返しがつかなくなっている場合もあるからねえ…子育てって難しいよね》《私はこれ、間違ったこと言っていないと思う。学校で集団行動に耐性をつけないと会社員はキツい。(会社員以外の選択肢で稼げる人は別だけれども)》など、共感の声もあがる一方で《学校に行くことについての話題なのになぜ仕事の話を?》《論破したがる人の十八番、論点ずらしが炸裂してる…》と論点をずらしているという指摘も相次いで寄せられていた。当のゆたぼんは、このDaiGoのコメントに《教育は親の義務で子供は学校に行く権利はあるけど義務はありません。憲法で「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とあるので、学校と仕事は別ですね。だからといって「ホームレスの命はどうでもいい」なんて差別発言する人は良くないと思います。学校で何を学んできたんや?って話ですよね》と鋭く返信。ゆたぼんの「学校」と「仕事」は別であるとの冷静な返しに、コメント欄では称賛の声が寄せられていた。《キレッキレやんやるね》《ホリエモンに次いでDaiGo撃沈w》《攻撃力高すぎて草》《ゆたぼん、立派!これからも色んな事を学んで、吸収しながら成長していって下さい》
2024年05月13日新年度は、クラス替えなど多くの環境変化を伴うため、発達障害グレーゾーンの子どもはストレスがかかりやすく、登校しぶりになりやすい時期です。そこで今回、発達障害・グレーゾーンの子どもをもつお母さんを対象に、新年度の登校しぶりの状況や、登校しぶりへの対応で心配なことについてアンケート調査を実施しています。子どもの登校状況〜約8割に「登校しぶり」や「不登校」の経験あり子どもの登校状況については、「登校しぶりをしている」「不登校中」を合わせると57.1%となり、半数以上が現在も子どもの登校に困りごとを抱えています。また、「登校しぶりをしていた時期もあったが、今は登校しぶりはない」との回答を含めると76.7%に、子どもが登校しぶりや不登校の経験があることがわかります。登校しぶりの状況〜約半数が「前年度からずっと登校しぶりをしている」「登校しぶりをしている」と答えた93名(38.8%)に、現在の登校しぶりの状況や登校しぶりに対する心配ごとを聞きました。約半数の46.2%が「前年度からずっと登校しぶりをしている」と、長引く登校しぶりに対応していていることがわかります。一度登校しぶりが始まると長期化の傾向があるようです。まだ新年度が始まって1週間ほどのアンケートでしたが、「新学年になってから登校しぶりをしている」が9.7%と約10人に一人が登校しぶりになっています。発達障害・グレーゾーンの子どもは環境の変化に敏感なため、新年度はとても負担が大きいことがわかります。登校しぶりママの心配ごとランキング1位〜5位登校しぶりママの心配ごとに関しては、「子どものメンタルが不安定になっていること」と回答した人は26.9%、「いつになったら元気に登校できるのか、先が見えないこと」との回答が21.5%でした。子どもの気持ちを心配する一方、子どもをサポートしている保護者も先が見えないことへの不安に悩んでいる人が多いことがわかります。【調査概要】○調査期間:2024年4月12日から4月15日(4日間)○調査方法:インターネット調査○回答者:発達科学コミュニケーション基礎講座の受講経験がある人/受講中の人、メルマガ読者、トレーナー・リサーチャー、セミナー参加者、nicotto塾生、計241名。パステルコミュニケーション(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅発達障害傾向のある人が感じた、3位「曖昧な表現が理解できない」2位「ミスが多い」、1位は?✅「保育園や幼稚園で発達について指摘されたことがある」4割以上、どんなことを指摘された?✅子供の発達に悩む親が不安を感じる我が子の行動、2割は「暴れる・奇声をあげる」、3割を占めたトップは?
2024年05月13日不安感、劣等感、学業トラブル、友達トラブル、いじめ、起立性調節障害……「行き渋り」「不登校」体験談11選!GWの連休明けは新年度の環境の変化での疲労やストレスから「学校に行くのがつらい」と感じるお子さんもいます。行き渋りや不登校にはさまざまな原因や問題が考えられます。今回はそんな「行き渋り」「不登校」について発達ナビ読者から寄せられた体験談をまとめてご紹介します。3歳でASD(自閉スペクトラム症)、DCD(発達性協調運動症)と診断を受けている相談者の息子さん。小学2年生の春から登校渋りが始まり、3学期にはほぼ不登校状態に。「無理はさせたくないけどこのままでいいのか不安」「受容と甘やかしのさじ加減が難しい」「二次障害を防ぎたい」など気になる疑問に臨床心理士・公認心理師の初川先生にお答えいただきました。小学1年生の時ADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けた息子さん。小学5年生の終わりから昼夜逆転生活、家庭内暴力が始まり、中学校1年で不登校に。中学3年生になった今、息子さんの様子は……。9歳でASD(自閉スペクトラム症)、反抗挑戦性障害(反抗挑発症)、LD・SLD(限局性学習症)の診断を受けた現在12歳の息子さん。学業問題からの登校渋り、暴言・暴力などさまざまなトラブルのあった小学2年生から現在の様子や中学選びのポイントなどを教えていただきました。6歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)の診断を受け、小学3年生からは不登校を選んでいるMIKKOさんの娘さん。環境への過剰適応が激しく、周りに合わせられない自分に劣等感を感じていた娘さんが一番苦手な行事は「運動会」で……。翠ママさんの息子さんは現在小学4年生。4歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)の診断を受けました。幼稚園の頃から登園渋りがあり、小学校入学後は友達トラブルなどからますます登校を嫌がるようになりました。翠ママさんが専門職の方々などと一緒に取り組んだ支援の様子などをご紹介します。9歳の時にADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)のグレーゾーンと診断を受けたみゆねこさんの息子さん。小学4年生になった1学期、クラスメイトとのトラブルで加害者扱いされてしまい、息子さんは追い詰められていってしまいます。担任の先生に相談しても事態は改善せず、息子さんには次第に行き渋りが出るようになり……。現在21歳のるみちゃんさんの娘さんは12歳の頃にASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けています。相手の気持ちを考えたりすることが苦手、正義感が強いなどの特性から友達相手に必要以上の指摘をしてトラブルを度々起こすことも。そんな娘さんが小学6年生の頃にいじめからの不登校になったお話です。3歳でASD(自閉スペクトラム症)、小学1年生でADHD(注意欠如多動症)、LD・SLD(限局性学習症)の診断を受けた息子さん。通常学級入学後、1ヶ月で登校渋りが始まり、通級指導教室に通うも不登校に。特別支援学級へ移籍を勧めても、「このまま通常学級がいい」と言う息子さんでしたが、小学4年生のとき「もう限界なのでは?」という出来事が起こり……。ちゃいぬさんの息子さんは現在中学1年生で発達グレーゾーン。通常学級に入学し、その後、小学2年生で不登校になりました。母子登校や通級指導教室で登校できるようになった矢先、コロナ休校明けに再び不登校、起立性調節障害と診断されて……。知能検査でASD(自閉スペクトラム症)の可能性があると言われ、現在は不登校を選んでいるかいさんの娘さん。そんな娘さんを見て「母親が甘すぎるから行かないのではないか?何とかして学校へ行かせるように」と言うご主人。肉体的にも精神的にも追い詰められたかいさんは「別居を考えている」と告げ……。聴覚過敏と軽度の脳性麻痺のあるZeroさん。小学校中学校の9年間を通常学級で過ごしましたが、いじめがあり一時期不登校に。高校入学後も常にいじめのフラッシュバックと闘いながらの日々でしたが、「発達障害(心理)をもつ自分を理論的に知って受け入れたい」という願いのため大学で奮闘する様子に胸を打たれます。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2024年05月09日練習の直前に「行きたくない」と言い出す息子。最近では試合前や試合中にお腹が痛くなることも......。元々運動能力向上のために親がサッカーをさせたので、本人の決断を待とうと思うけど、毎回直前に言われると憂鬱。「今日は休もう」と言ってあげるのが良いか、「頑張ろう」と励ますのが良いか。親としても疲れてしまった、というお悩みをいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、3つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<試合があることさえ知らされない息子が情けない。移籍したほうがいいかな問題<サッカーママからの相談>親としての対応について悩んでいます。サッカーを2年生の冬から始めて約2年半になります。もともと運動がそんなに得意ではなく、サッカーを始めたのは親からの働きかけによるもので、少しでも運動能力が向上したらいいな、仲間を作って継続的に運動してくれたらいいなと思ってのことでした。その後チームメンバーの入れ替わりなど多々ありましたが、メンバーにも恵まれ楽しく通っていたのですが、ここ2か月ほど前から直前になると行きたくないと言うようになりました。親としては続けてほしい気持ちもあり初めのうちは半ば強引に行かせていたのですが、試合前や試合中にお腹が痛くなることがでてきました。精神的なものが身体にも出てきて、週末が家族みんな楽しくなくなるのであれば意味がないと思い、本人にもサッカー辞める?と聞くのですが、辞める決断はできないようで辞めるとはなかなか言いません。練習も試合も行ってしまえばある程度楽しくはやっているようです。ただ、他のメンバーのようにもっとやりたいという気持ちはなく、気持ちも技術もついていけなくなっているとも感じています。本人が決断できるまで待つつもりでいるのですが、毎回直前に行きたくないと言われるので、その度に憂鬱になりますし、欠席連絡をするのも気まずいです。本人も行きたくないと言っていることはあまり知られたくないという葛藤もあります。この先、行きたくないと言った場合、じゃあ今日は休もうとすぐに言ってあげるべきなのか、それとも頑張ろう!と説得するべきなのかどうするのがいいのでしょうか?できれば続けて欲しいと思っている気持ちと、もう対応に疲れたからサッカー自体やめてほしいという気持ちの狭間で揺れています。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。息子さんをよく見ておられるなと感心しました。本人が決断できるまで待つつもりではいる、と書かれています。お母さんとしては息子さんの気持ちに寄り添おうと努力していらっしゃいます。けれども練習のたびに行きたくないと言われれば、やはり憂鬱になりますね。葛藤し続けた末にご連絡くださったようです。■子どもが「行きたくない」と言ったときに無理強いはしないで息子さんの姿は、私には不登校の子どもたちと重なって見えます。本当は学校に行きたい。友達と一緒に学んだり、遊んだりしたい。それなのに、朝になると布団から出られなくなる。そのように不登校になっている小中学生は、2022年度で29万9048人と過去最多になりました。前年度から2割強と10年連続で増え続けています。特に著しいのは小学生の不登校で、10年前の約5倍(中学生は約2倍)です。息子さんもサッカーに行きたいけれど、何らかの理由で行けないのです。ご存じかと思いますが、子どもが「学校に行きたくない」と行き渋りを見せたとき、私たち親は「頑張って行きなさい」などと無理強いしてはいけません。このような「登校刺激」をしないほうがいいことは、小中学校の教員の間では共通認識されています。私は不登校についても多く取材してきましたが、無理に学校へ行かせようとするなど親のマルトリートメント(避けるべき子育て)によってこころを病んだ子どもたちをたくさん見てきました。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「頑張って行きなさい」と言ってはいけない理由「頑張って行きなさい」と言ってはいけない理由を考えてみましょう。そもそも学校に行きたくないと感じた時点で、子どもたちはすでに疎外感や敗北感を抱いています。みんな平気で通っているのに、自分はおかしいのかな、ダメなやつなのかなと自己肯定感が落ちています。そして何より、お母さんやお父さんを悲しませる、がっかりさせると思っています。したがって子どもが親に「学校に行きたくない」と告げるのは、非常に勇気がいります。もちろんサッと自分の気持ちを言える子もいますが、多くの場合は我慢に我慢を重ねています。必死で頑張り抜いた末に告白しているのです。■子どもは親の「運動能力向上」「仲間づくり」の願望を知っているここからは、不登校をサッカーの行き渋りに置き換えてお話ししますね。息子さんはお母さんが「少しでも運動能力が向上してくれたら。仲間を作って運動してくれたらいいな」と願っていることをきっと知っていることでしょう。だから今まで頑張ってきた。でも、だんだん頑張れなくなってきた。そこで勇気を出して自分の気持ちを明かしたのです。それなのにお母さんから「そんなこと言わないで頑張れ」と言われたら、息子さんはどう感じるでしょうか。もしかしたら「お母さんは僕の気持ちを全然わかろうとしてくれない」と落ち込んでしまうかもしれません。■アドバイス①理由を子ども自身が言語化できないから「なぜ?」と聞かないことでは、どうすればいのか。三つほどアドバイスさせてください。すでに「頑張って行きなさい」と言ってはいけないことはご理解いただけたかと思います。ここでもうひとつ言ってはいけないのが「なぜ行きたくないのか?」と理由を尋ねてしまうことです。10歳といえば小学3年生か4年生ですね。まだ自分の気持ちをうまく言語化できない学齢です。加えて、何かをしたくない、行きたくないといった行動の背景には複数の原因があります。つまり、理由は複合的なのです。「お母さん、僕にもいろいろあるんだよ。上手く言えないけど、とにかく行きたくないんだよ」そう叫びたいのだと私は考えます。「理由はどうでもいいよ。行きたくないなら行かなくていい」そう言ってあげましょう。サッカーも学校も、親は「子どもが楽しめているか」を軸に考えてあげましょう。■アドバイス②何かのきっかけでサッカーとの縁がつながることも決断を急かさないこと2つめは「いつ辞めるの?それとも辞めないの?」と決定を急かさないこと。大人はつい急ぎたくなります。しかし、子どもの気持ちの流れと大人のそれは全く違うものです。そこを理解して、最後まで自分で決めさせましょう。サッカーの始まりは親主導だったと書かれています。であればなおのこと、どうするかは本人に任せてください。行きたくないなあと思っていても、何かのタイミングで行ってみたら楽しかった。もう一度行ってみたら、今までできなかったことができた。そんなふうにしてサッカーとの縁がつながることもあります。お母さんも「続けて欲しいと思っている気持ちと、もう対応に疲れたからサッカー自体やめてほしいという気持ちの狭間でも揺れています」と書かれています。お母さんと息子さんの振り子は恐らく同じでしょう。息子さんも「続けたいけど、疲れたからやめたい。やめたいけどやめるのも恥ずかしい」そんな感情があるのかもしれません。■アドバイス③親自身が孤独にならないよう、周囲に話を聞いてもらおう(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)最後の3つめ。家庭ではサッカーの話はせずにリラックスさせてあげること。ただ「サッカーのこと、何か話したくなったらいつでも言ってきてね。お母さんもお話聞きたいから」と言ってあげてください。そこで、心配だからとか、お母さんも当番とかあるからなどと大人の都合を出さないほうがいいでしょう。そして何よりもお母さん自身が孤独にならないよう、お父さんがいればお父さんに気持ちを話しましょう。2人の子どもですからどんなことでも背負う重さを共有してください。もしシングルであるならばママ友や話ができる人に聴いてもらってください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年05月08日【関連】強迫性障害を抱えながら、年子3人を育てママ約5割は「人間関係」をきっかけにうつへ■うつのきっかけ(原因)は何ですか?1位:人間関係95票(46.1%)2位:仕事45票(21.8%)3位:家族16票(7.8%)4位:環境の変化11票(5.3%)5位:恋愛9票(4.4%)6位:出産・子育て8票(3.9%)7位:分からない4票(1.9%)その他14票(6.8%)※小数点第2位以下は四捨五入1位は「人間関係(職場・友人など)」でした。⼈間関係がきっかけとなり、うつになったと回答した人が多いことがわかります。そして2位「仕事」、3位「家族」、4位「環境の変化」、5位「恋愛」と続きます。「⼈間関係」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・新卒入社の会社はブラックとまではいかなくても、高圧的な特定上司によるパワハラが横行していた。度重なる叱責に過大なストレスを感じ、人生で初めてうつ病を患った。・学生時代いじめをきっかけに登校拒否そして、長年の引きこもりによってうつ病を発症しました。・7年ほど前、仕事が大変になり心身の疲れが一杯になっていた所に実家の両親から地元に帰ることを迫られたり、余りにも多すぎる仕送りをされるなど過干渉が強くなったことでうつ病を発症しました。上司や同僚との関係・上司のパワハラで体調を崩してしまった人が多数。また、「学生時代のいじめによって不登校になり、うつになった」「両親の異常な干渉によってうつになった」というケースもありました。「他人の顔色ばかりをうかがっていた」「自分を追い込んでしまった」などと、自分を抑え込み、何とか耐えようとしていた人が多い印象でした。「仕事」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・時間外労働が月100時間超の月(最高200時間)が5ヶ月続き、体調不良のため受診したらうつ病と診断されました。・教員として働いていた頃、朝7時出勤、帰宅は9時前後、そして保護者対応に学校行事の準備を完全にキャパオーバーしてしまい、家族や友達に会うのも億劫になってしまいました。・責任者になってから膨大な業務量をこなさず日々残業で疲れ果ててしまった事です。「過剰な業務量をこなさなければならなかった」とコメントしている人がとても多かったです。勤務時間内に対応できる仕事量ではないため、残業が増えていき、心身ともに体調を崩してしまったのではないかと考えられます。また「お客さんへのクレーム対応」で会社とお客さんとの間で板挟みに合い、解決しようとして考えすぎてしまったなど、一人で抱え込んでしまい、うつになったというケースもありました。「家族」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・私の家は機能不全家庭という特異な環境だったため、子どもの頃からストレスを常に感じながら生活してきました。父親がアルコール依存症だったのですが、家の中はいつもピリピリしていて両親は常にケンカをしているという家庭環境でした。しかし私が高校生になった頃、徐々に自分自身も精神的に不安定になることが増え、その後うつ病と診断されました。家族が原因でうつ病になり、今現在も通院をしています。・中学生の頃に集団無視されるなどのイジメを受けてから人を遠ざけるようになり、その時もうつの症状が出て約半年くらい不登校の日々が続いていましたが、その後進学して働きに出ることができた時、一番信頼していた理解者の母親が癌で亡くなってしまったことで心が壊れてしまい、酷いうつ状態になって精神科にお世話になっていました。・元夫のモラハラです。子どもが生まれてすぐに態度が変わり、子どもの病気や家計、自営の金銭管理など全てを丸投げにした上に、上手くいかない事は全て私のせいにされ責められ続けた結果、うつ病になりました。特に「父親からの暴力」「両親のけんか」や「家族から将来の期待」など幼い頃からの家庭環境によって、うつになったとコメントしている人が多数。それが当たり前の環境であったからこそ、逃げられない・逃げてはいけないと思い、うつになるまで深刻化してしまったのかもしれません。今回の調査で「自分を追い込んでしまった」「一人で抱え込んだ」という人が多いことから、相談できる環境を意識的に作ることや簡単に助けを求めることができる場所を作る必要性を認識することができました。もし友人や知り合いに相談しにくい場合は、心療内科・精神科の先生やカウンセラーに相談してみるのも一つの方法ですね。調査概要調査対象:うつ病・うつ病の経験がある人調査方法:インターネット調査調査期間:2023年11月02日〜11月16日調査人数:206人(男性95名女性111名)年代:10代(1名)・20代(40名)・30代(76名)・40代(59名)・50代(26名)・60代以上(4名)<アンケート属性>■性別・男性 95名(46.1%)・⼥性 111名(53.9%)■年代・10代 1名(1.9%)・20代 40名(19.4%)・30代 76名(36.9%)・40代 59名(28.6%)・50代 26名(12.6%)・60代以上 4名(1.9%)manaby(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅発達障害傾向のある人が感じた、3位「曖昧な表現が理解できない」2位「ミスが多い」、1位は?✅「定時に帰りたい」新入社員が約半数で過去最大に、「成長のためにたくさん働きたい」は1割以下<最新版・新入社員意識調査>✅離婚した女性の6割が養育費をきちんともらえていない!「生活に全く読余裕がない」女性のひとり親は何と4人に1人
2024年05月07日「IPUアワーユニバース」が『居場所づくり』や『学習サポート』や『農業体験』などを支援!学生の力で創る「フリースクール」が、2024年5月2日にプレオープンしました。運営は、夢の実現に向かって挑戦しているIPU生で組織された「アワーユニバース」。彼らがメンターとして児童・生徒に寄り添い、「夢、挑戦、 達成」を支援し、自己肯定感を高め、社会的自立に繋げます。メインキャンパス「学習サークル」(JR瀬戸駅から徒歩5分)では、子どもたちの『居場所づくり』や『学習サポート』が、IPUキャンパスでは、『本気のスポーツ』『学術的研究』『表現教育』『メディア研究』が、金山寺キャンパス(JR玉柏駅かた車で10分)では『農業体験』『古民家再生』『カフェ経営』などが提供されます。不登校や別室登校の児童・生徒にとって、未来への架け橋となる「志」を育む場となります。学習サポートの場学習サークル金山寺キャンパス【募集人数】最大40名【対象者】不登校児童・生徒、不登校気味の児童・生徒※自分で通学できることが基本【開講場所】IPU学習サークル(瀬戸駅から徒歩5分) IPU・環太平洋大学(岡山市東区瀬戸町観音寺721) 金山寺(〒701-2151 岡山県岡山市北区金山寺481) 【特徴1】IPU学習サークルでの個別学習サポート①独自の基礎学力カリキュラムの設計(外部委託)②教員志望学生による、在籍学校に準じた個別サポート③課外活動とリンクした学習サポート④学習心理支援カウンセラー資格を取得した学生による支援【特徴2】IPUキャンパスでの高等教育体験①表現教育(歌って踊って自己表現)②本気のスポーツ(IPU体育会の全面協力)③学術的研究(社会学、スポーツ分析など)④サークル活動とのコラボ(メディアラボ、eスポーツなど)【特徴3】金山寺キャンパスでの課外活動体験①大工職業体験(古民家再生)②DIY・デザイン(リフォーム会社経営者との実践)③エクステリア体験(庭のデザインと管理)④カフェ経営(管理用使途の協同メニュー開発)⑤農業のIT化による農作物栽培(ECサイトでの販売)⑥マイ田んぼ(農業経営)【特徴4】ハイブリッド課外活動※20名程度オンラインでのゼミ活動(オンサイトでの食・住の実体験)農業体験の準備中!【卒業後の進路】進学を希望する高校の入試に対して全力サポートを行ないます。※児童・生徒個別の状況にあわせ、在籍校への報告を行う事で出席扱いになる場合があります。※進学校の受験を希望する場合は、進学塾と連携して全力サポートを行います。※半年以上の在籍で、IPUの系列高校であるクラーク国際記念高校への進学が確約されます。問合せ先担当:影山 ipu-manaviva@ipu-japan.ac.jp アワーユニバース 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年05月06日夫婦といえどもなかなか伝えられない本音もあるでしょう。本音を伝えることでどのようなことが起こるのでしょうか。今回MOREDOORでは、投稿者から寄せられた『ジェンダーにまつわるずっと隠していた本音エピソード』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。カミングアウトを奨励しているわけではありません。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。性自認について言えなかった妻※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。(MOREDOOR編集部)
2024年05月04日夫婦でも本音を言えないことありますよね。毎日一緒に暮らしているからこそ、言い出せないとつらいもの。そんなとき、どのようにして本音を伝えたらいいのでしょうか。今回MOREDOORでは、投稿者から寄せられた『ずっと隠していた本音エピソード』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。正社員で働きたくて……※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。(MOREDOOR編集部)
2024年04月30日トモさんにはカノコちゃんという仲の良い友だちがいました。学校や帰宅後いつもいっしょに遊んでいた一番の親友でしたが、トモさんの母親による非常識な行動によって、幼い友情は引き裂かれてしまったのです……。カノコちゃんと疎遠になったまま小学校を卒業したトモさん。中学校では一時不登校になりましたが、高校に入学してから仲の良い友だちができました。またあの日と同じことが起きるの…? サクラという友だちと特に仲が良かったトモさんは、休日もサクラさんの家に遊びにいくようになります。 ある日サクラさんのママに、夕飯を作り過ぎてしまったから食べて帰ってほしいと言われたトモさん。 以前、親友の家で夕食を食べることになったとき、母親が家に怒鳴り込んできて、暴力を振るわれ、外に向かって大声で「誘拐ー!」と叫ぶなどの迷惑行為をしたため、その時を境に親友に絶交されてしまっていたトモさん。 また同じことになるかもしれない…… トモさんは勇気を出して母親に電話しましたが、「人の家で食べるのが迷惑なんだよ! 早く帰ってこい!」と怒ります。 トモさんは意を決して母親に言い返しますが、「今すぐそっちに行くから」と言われ、カノコちゃんの家で起こった大惨事を思い出して恐怖に震えるのでした。一時不登校になりながらも、高校で再び仲の良い友だちができたトモさん。ずっと母親の理不尽な仕打ちに耐えてきたトモさんですが、サクラさんやママさんという心強い存在のおかげもあり、初めて母親に言い返しました。今度こそ母親に邪魔されず、トモさんとサクラちゃんが友人関係を続けられることを願うばかりです。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ
2024年04月29日幼い時から人見知りが激しく、抱っこすることもできなかった孫Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイわが家は母である私・ワッシーナを筆頭に、家族全員が個性いろいろで、発達に特性があるタイプです。私の孫デンデンは、幼い時から人見知りが激しくて祖母の私にもなかなか懐かず、抱っこすることができませんでした。まるでフィギュアスケートの技のイナバウアーみたいに反り返ってしまうからです。2歳になった頃のお正月に家族全員で集まってレストランで食事会をしました。その時デンデンは、レストランに入れず、およそ1時間ほど屋外で泣き叫んでいました。初めての場所や両親以外の人には緊張してしまい、その場に入れなかったり、うまく挨拶ができなかったりするのです。その後、私と長女ニャーイ(デンデンの母)は「たぶん場面緘黙の傾向があるのでは」と話し合いました。それぞれで場面緘黙でのこまりに対しての工夫を調べたり、発達支援施設へ相談に行き、意見交換をしてきました。担任の機転と声かけで、クラス全体で温かく迎える雰囲気があって回復へUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ昨年の春のことです。いよいよ孫デンデンの小学校入学式の日がやってきました。昔からお世話になっている発達支援施設に相談して、家族で考えた工夫を実行しました。事前に親子だけで、入学式の会場となる小学校の体育館を下見して、雰囲気に慣れるようにしました。入学式当日は、コロナ禍の後ということもあり、保護者同伴は2名までに制限するということが決まり、祖母の私は参列できませんでした。工夫の成果が出て、落ちついて入学式に参加できているといいなと思いつつ、ニャーイからの報告を待ちました。ところが、その日の午後、ニャーイから送られてきた動画を見て、ものすごく驚きました。スーツ姿のデンデンが泣き叫びながら、ネクタイを引きちぎるように外し、ワイシャツを脱ぎ捨て、逃げ回っていたのです。ニャーイは脱ぎ捨てられたネクタイやシャツを拾いながら逃げるデンデンを追いかけています。正直なところ、こんなパニック状態の時に、よく冷静に動画撮影ができたものだと逆に感心しました。後日、ニャーイにそのときの気持ちを確認したら「動画があると発達支援施設に相談しやすいだろう」と考えたそうです。以下は、長女ニャーイの感想です。ニャーイ:パニックになっているデンデンを落ちつかせるのは、何をやっても効果なしね。もう待つしかない感じ。デンデンの担任が、ベテランの優しい女性の先生だったので、とてもラッキーだったわ。先生は、入学式の前にも建物の影から出てくることができないデンデンに寄り添ってくれて「式に出ても、出なくてもどっちでもいいんだよ、どうする?」という声かけをしてくれた。式の最中は私たち親子だけ会場の体育館裏でデンデンが落ち着くのを根気よく待つことに。ふと思いついて、デンデンを連れて誰もいない教室を下見してみたの。デンデンの席とロッカーを確認して「ほら、知ってるお友だちがまわりの席だよ」って安心するように声かけした。それから教室を出て、また体育館の影に戻ったけど、結局、入学式の最後までデンデンは参加できず。入学式だけでなく、その後の記念撮影も背を向け嫌がってクラスの子たちと一緒に並べなかったわ。記念撮影が終わって教室に戻った生徒と担任の先生のところに行って「私たち、帰りますね」って声かけしたら、先生の対応がとてもよかった。先生は「さっき記念写真撮ったんだけど、デンデンも一緒にまた撮ろう!」って誘ってくれたの。先生の声かけの内容は聞き取れなかったけれど、初対面なのにデンデンはなぜか納得して記念撮影に加われた。クラスの子どもたちも不平を言わずにもう一度、記念写真のやり直しに協力してくれたのよ。デンデンはせっかく正装してきたのに、ネクタイ、ワイシャツを脱いで、スーツの下はTシャツのみ。でも、先生の親切な対応に恵まれて、本当によかった!入学式の後も不登校気味でなかなか学校に行けず、大変。やっと行けた学校では、担任の先生の対応と同級生に恵まれたおかげで温かく迎え入れてもらった感じ。クラスのお友だちも「デンデ~ン」って声かけしながら、たくさん来てくれて、デンデンは教室に入ることができたの。おかげで今では毎日、学校に通えている。最近では、デンデンが「明日、学校楽しみ!」っていうの。先生とお友だちには本当に感謝しているわ。大勢の前に立つと固まってしまうデンデンに、先の見通しとご褒美を提案Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイデンデンは、家以外の場所では固まって動けなくなってしまうことがあります。小さい頃から通っている保育園でさえも、おゆうぎ会では、最初から最後まで毎回、固まりっぱなしでした。4才の時、やっと舞台でおゆうぎができましたが、動作をひとつ間違えたことで固まり、泣いてしまいました。しかも一時的ではなくて、おゆうぎの間中ずっと固まって退場もできません。先生に退場を促された瞬間、さらに大泣きしてしまいました。そんなデンデンですが、小学1年生の12月に行われた音楽発表会では、クラスでなかよしのお友だちがたくさん励ましてくれて、ついにみんなと一緒に演奏を最後までやり通すことができました。以下、長女ニャーイの感想です。ニャーイ:今回は念入りに準備したわ。本番の前の週に、自宅でイメージトレーニングをしたの。発表会のプログラムの最初から最後まで、しっかり説明し、楽しい催しであることを伝えたり、2歳上の兄フクロッシュの時の動画を見せたりした。フクロッシュからも、説明と励ましがあって、その時は、前向きな気持ちになれたようで「明日はがんばる」と言っていたのだけど……。当日の朝になって過去の嫌な体験を思い出してしまったようでグズりだし、「たくさん人がいるとイヤ」とか「体育館はイヤ」とか言いだしたの。無理強いは良くないと考えたので「じゃあ、演奏会は休もうか」といったんは受け入れ「でも、ママは行かなければならないので、デンデンはお家で留守番する?」と聞いてみたの。するとデンデンは「留守番はイヤだ。一緒に行く!でも舞台には立たない!」と主張したので、「でも、クラスのみんなはステージで演奏するのに、デンデンは客席でいいの?」と質問してみた。デンデンは「後ろで演奏するのは目立つからイヤだ」って。クラスで背が高いほうのデンデンは一番後ろの列で演奏することになっていたのだけれど、本人は目立ってしまうと感じているみたい。兄フクロッシュも「だいじょうぶだよ」と励ました。でも本人は「失敗したら、どうしよう」と不安がっていたわ。「じゃあ発表会が終わったら、帰りにデンデンの大好きなハンバーガーを食べに行こうね」とご褒美を用意。頭ごなしに命令しない、本人の気持ちをしっかり受け止めて否定しない。発達支援施設やラクマお父さん、ワッシーナお母さんのアドバイスをしっかり思い出しながら対応したわ。現在、学校での授業中の様子は?ニャーイは、三者面談のときに、デンデンの授業中の緘黙傾向について担任の先生に確認してみたそうです。ニャーイ:先生によると「授業中にデンデンを当てると、目は合うけど、話しかけても返事がない。見た感じは、まるでやる気がないように見える。でも、本人のノートを確認したら、きちんと答えを書いているし、答えは合っている」って。どうやら先生から当てられたら固まってしまうみたい。先生は「(授業の中で)できることか、できないことかは本人に決めさせています」とのこと。デンデンの気持ちや心の状態を尊重してくれる先生で、とても感謝しているわ。ついこの間、3学期の最後の授業参観の時にデンデンは生まれて初めて手を上げて発言した。もう涙が出るくらい感激した!成長と共に場面緘黙の傾向も落ち着いてきたデンデン。今は環境に恵まれ、学校にも楽しんで通っていますが、新しい学年になったら先生やクラスメイトも変化があるので、状況に合わせて工夫も新しくしなければと思いを巡らせています。執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ(監修:森先生より)大変な中でも動画を撮る冷静さを失わなかったニャーイさんの対応は素晴らしいですね。専門家への相談がスムーズになったことと思います。さて、実は進級や入学のシーズンには、お子さんの場面寡黙に関してのご相談はとても多いのです。「場面寡黙」という言葉から、「黙り込んでしまう」という印象を受けるかもしれませんが、実際は特定の場面や状況で意思疎通が困難になったり、パニックになる状態を指します。新しい環境や知らない人との交流に緊張、不安やストレスを感じることが原因となります。対策としては、まずはお子さんの不安な気持ちに寄り添って、プレッシャーをかけないようにしましょう。お子さんがリラックスして、自分の気持ちを表現できるようにします。とはいえ、入学式などでは保護者自身も緊張したり慌ててしまっていて、冷静な対処が難しいことがほとんど。先生や支援機関を頼って相談することがとても大切です。情報を共有して、一緒に対処法を考えていくことです。必要な支援を受けながら、お子さんが自分自身を表現する方法を見つけることができるように、安心できる環境を整えていくと場面寡黙の症状も徐々におさまってくるでしょう。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年04月28日パートナーとの体の繋がりについて悩む方もいるでしょう。レゾンデートル株式会社が行った夫婦の性に関する調査結果によると、68.2%が配偶者とレス傾向にあると判明しました。(参考:レゾンデートル株式会社)このような悩みを抱く場合、どのように本音を伝えればよいのでしょうか。今回MOREDOORでは、投稿者から寄せられた『ずっと隠していた本音エピソード』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。レスで悩んでいて……※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。(MOREDOOR編集部)
2024年04月27日株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年5月10日に『不登校の9割は親が解決できる』(小川涼太郎著 小野昌彦監修/税込1,760円)を発売します。近年、急増し社会問題になっている不登校の解決支援サービス「株式会社スダチ」を運営する著者が、平均18日間で再登校率90%という驚きのプログラムを公開します。著者のYouTubeチャンネル登録者数は4万人を超え、メディアや教育関係者からもその実績に注目が集まっています。■本人も「学校に行きたくない」原因がわからない文部科学省の統計によると、2022年度の小中学校における不登校児童は過去最多の約30万人。10年連続で伸び続けており、2年連続で5万人を超える事態に。「不登校の要因」の1位は「無気力・不安」(51.8%)、2位が「生活リズムの乱れ・あそび・非行」(11.4%)で「いじめ」は、最下位の0.2%しかありません。現代の不登校は、いじめなどの明確な理由で学校に行けないというより、「何となく不安」「何となくだるい」といったことが要因なのです。またスクールカウンセラーに相談しても、そのアドバイスは「無理に学校に行かせようとしてはいけません。子どもの気持ちに寄り添いつつ、見守りましょう」といった内容がほとんどで、親や保護者の中には、「黙って見守るだけでいいのか?」「子どもにかける言葉や接する態度で、気をつけることはあるのか?」と気を揉んで、つらい思いを抱えている人も少なくありません。■不登校解決のプログラムを書籍化した理由著者は不登校児に関わるボランティア体験から、「学校に行けなくて悩んでいる人を1人でも多く救いたい」と決意し、2020年4月から「株式会社スダチ」で不登校解決支援サービスの提供を開始しました。これまで約4年間で850名を超える子どもたちを再登校に導いています。不登校児への支援というと、子どもに会って話をしたり、カウンセリングをしたりするイメージですが、スダチでは、子どもに会うことはありません。サポートはすべてメールとオンラインで両親など保護者に対して行っており、毎日子どもの様子を聞いてアドバイスを繰り返すことで、9割の子どもが相談開始後から平均して18日後には再登校するという結果が出ています。今回の書籍化は、このプログラムを親や保護者に伝えることでより多くの子どもたちを救いたいという著者の強い思いによって実現しました。■プログラムの特徴スダチが提供するプログラムでは不登校になった原因を追究することはしません。原因がわかっても解決しないケースが多く、それよりも親をサポートすることで、子どもの「問題解決力」を引き出すことが、再登校への近道だと考えるからです。著者のYouTubeチャンネル「不登校解決TV」は、チャンネル登録者数4万人を超え、再登校できた家庭の体験動画が多数アップされています。本書でも「3カ月不登校だった小2の女の子が23日で再登校。積極的に友達と外に遊びに行くようになった」「引きこもり状態で1年間不登校だった中3の男子が第一志望の高校に合格」など、参考になる体験談が満載です。■再登校できるようになる5つのポイント①子どもの自己肯定感を高める②正しい生活習慣に戻す③正しい親子関係を築く④考える時間を与える⑤マインドセットをする■『不登校の9割は親が解決できる』について親の行動を変えることで子ども変え、不登校を解消できる、魔法のような教育ルールが満載の1冊。【目次より】第1章現代の不登校は何が原因なのか第2章ゲーム・スマホが問題を長引かせる第3章最短で再登校に導ける「5つの条件」第4章最短で不登校を乗り越えられるマインド第5章不登校の子どもへの「魔法の声かけ」■著者・監修者紹介【著者】小川涼太郎(おがわりょうたろう)株式会社スダチ代表取締役1994年3月26日生まれ、徳島県出身。関西大学経済学部卒業。2016年4月、新卒でアビームコンサルティングへ入社。1年目からプロジェクトリーダーに抜擢。2年目には新規部署の立ち上げメンバーを経験し、約2年間で0から50人規模のチームへと拡大。日常の業務の中から「教育が変われば人も変わり社会も変わる」ことに気づき、「教育へ人生を捧げたい」と強く思い、2019年5月に退職し、株式会社スダチを設立。不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通して、多くの不登校の子ども達と関わる中で、「本当は学校に行きたいけど行けない、自分でも行けない理由が分からない」という“目的意識がない不登校”で悩んでいる子ども達や親御さんが多くいることを知る。その現状に危機感を感じて、「不登校で悩んでいる人たちを1人でも多く救いたい」という想いから、2020年4月、不登校支援事業開始。2024年3月時点での再登校人数は850名を超え、平均再登校日数は18日。再登校率は90%を超える。本書が初の著書。【監修者】小野昌彦(おのまさひこ)明治学院大学心理学部教育発達科教授筑波大学大学院修士課程教育学研究科修了、同大学大学院博士課程心身障害学研究科中退。博士(障害科学:筑波大学)、公認心理師、専門行動療法士。宮崎大学名誉教授。専門は、教育臨床、障害科学。1988年より不登校の系統的支援方法の研究を開始し、支援契約が成立・維持した公表許可事例50事例中49事例(1事例転校)の再登校、再登校維持、及び社会的自立を支援した。2000年より町、市単位での不登校減少対策に関わる。東京都東大和市不登校対策研究協力校スーパーバイザー(全市不登校数、約4年間で新規不登校発現率半減)、三重県名張市不登校対策スーパーバイザー(全市不登校数、3年間で半減)。他小中学校での減少事例多数。主な著書に、『不登校の本質』『児童・生徒の問題行動解決ツール』『学校・教師のための不登校支援ツール』(以上、風間書房)、『教師と保護者の協働による不登校支援』(東洋館出版社、編著)などがある。タイトル:不登校の9割は親が解決できる著者:小川涼太郎監修者:小野昌彦定価:1,760円(10%税込)判型・製本・頁数:四六判、並製、224ページISBN:978-4-569-85710-7発行:PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月26日恋愛において、本当の気持ちを打ち明けるのは容易ではない場合も……。「言えなかった本音を伝える」ことで、どんな変化が起きるのでしょうか?今回MOREDOORでは、投稿者から寄せられた『ずっと隠していた本音エピソード』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。同じ人を好きになってしまい……監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年04月16日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくんは、4月に入学してからすぐに登校しぶりが始まります。以前から常同行動や強いこだわりなどがあったものの、発達検査を受けても特に診断名はつきませんでした。2学期になると登校しぶりはますますひどくなり、大学病院の心理発達科を受診したものの、解決策は見つけられません。そんな中、小学校の先生からスクールカウンセラーに相談することをすすめられ、まっちくんと一緒にカウンセリングを受けることに。しかし、カウンセラーの先生が一生懸命いろいろ考えてくれたものの、まっちくんが受け入れられるような方法を見つけ出すことはできませんでした。その後もカウンセラーの先生がまっちくんと仲良くなるために試行錯誤したものの、心を開く様子はなかったようで、教育センターの不登校専門窓口を紹介されます。 息子のために何とかしたいと思うねこじまさん。「窓口に相談に行っても何か変わるかな……」と不安を抱えながら行ってみたものの、相談員さんが親身になって話を聞いてくれたことで、心が少し軽くなりました。そして、今後もし長期的に学校に行けないことがあっても、受け入れ可能な市の施設があることを教えてもらったのです。 後日、学校のスクールカウンセラーの先生に、不登校専門窓口に行ったことを伝えると……。 カウンセラーの先生の考えは… 「学校以外の場所を視野に入れていくのもアリなのでは」と考えているねこじまさんに対し、カウンセラーの先生は「学校でのルールを自分の中で納得させて、理解していくことが大切」だと言い切りました。 ねこじまさんはこのときのことを、「当時1歳だった末っ子を連れて何度も長い相談に行くのも大変な上に、スッキリしない時間が続くのがしんどくなってしまい……。カウンセラーの先生に信頼の気持ちを持てなかったこともあり、自己嫌悪になりながらもこの後は行かなくなってしまいました。いろいろ考えて行動や助言をくださったことは感謝しています」と振り返ります。 現在では、「ちょっと違うなと感じたら、他の場所へ早めに切り替えるというのが良いのかもしれない」と思っているそうです。 人にはどうしても相性というものがあります。悩みが生じたとき、ひとりで抱え込まずに誰かに相談することはとても大切ですが、その相談相手が合わない場合には、思い切って他の人や、別の専門機関に相談するということも念頭に置いておくといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2024年04月12日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくんは、4月に入学してからすぐに登校しぶりが始まります。以前から常同行動や強いこだわりなどがあったものの、発達検査を受けても特に診断名はつきませんでした。2学期になると登校しぶりはますますひどくなり、大学病院の心理発達科を受診したものの、解決策は見つけられません。そんな中、小学校の先生からスクールカウンセラーに相談することをすすめられ、まっちくんと一緒にカウンセリングを受けることに。しかし、カウンセラーの先生が一生懸命いろいろ考えてくれたものの、まっちくんが受け入れられるような方法を見つけ出すことはできませんでした。その後もカウンセラーの先生がまっちくんと仲良くなるために試行錯誤したものの、心を開く様子はなかったようで、教育センターの不登校専門窓口を紹介されます。 息子のために何とかしたいと思うねこじまさん。「窓口に相談に行っても何か変わるかな……」と不安を抱えながら行ってみたものの、相談員さんが親身になって話を聞いてくれたことで、心が少し軽くなりました。 そして、相談員さんが提案してくれたことは……。 受け入れてくれる場所がある 今後、もし学校が無理だと感じることがあったとしても、受け入れてくれる場所があるということを教えてもらったねこじまさん。「この相談で、視野はすごく広がりましたし、それだけでも気持ちはラクになりました」と振り返ります。 そして後日、学校のスクールカウンセラーの先生に、不登校専門窓口に行ったことを伝えました。すると先生は、まっちくんとの関係性を築く前に外部の窓口を紹介したことを気にしていたことが判明。 不登校専門窓口を紹介されたことをネガティブに捉えてしまっていたねこじまさんは、スクールカウンセラーの先生の真意を知って、改めて感謝の気持ちを伝えました。 スクールカウンセラーの先生との関係が深まってよかったですね。お互いを理解する上で非常に重要なのは、コミュニケーション。モヤモヤした気持ちを抱え込むよりも、積極的に自分の考えを共有することで、互いに理解し合えることもあるのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2024年04月11日もっと早くに気づけていたら現在中学3年生の息子は、自閉スペクトラム症と強度行動障害があります。診断を受けたのは中学1年生の時でしたが、初めて児童精神科を受診してから診断を受けるまで3年近くかかりました。私が息子に発達障害があることを疑いだしたのは、小学3年生で行き渋りを始めた頃からでした。初めての育児で私の知識が乏しかったこともあるかもしれませんが、息子が突然学校に行けなくなるまで、「発達の特性があるかもしれない」と考えたこともありませんでした。息子は1歳半健診で言葉の遅さを指摘されたくらいで、そのあとの健診も幼稚園でも就学時健診でも、何ひとつ問題はありませんでした。小学校1〜3年生頃の家庭訪問や懇談では、担任の先生に相談することがなさすぎて5分もかからず終了。テストの点数もよく勉強もよくできてクラスの人気者。今では考えられないですが、それが学校に行けなくなる前までの息子の姿でした。Upload By 花森はなもしかして?と児童精神科を受診学校に行けなくなった = 児童精神科を受診しよう!とすぐに決断できたのは、私自身に精神科への受診経験があったからです。今は児童精神科を受診しようとすると私が住んでいる地域では半年は待たなくてはいけませんが、当時は1ヶ月程度で受診できました。初めての児童精神科で診察が始まりました。息子は、教室にいるのがとてもしんどいこと、担任の先生が強く叱るところを見るのがつらいことなどを話してくれました。話をしていくうちに、次第に息子の真の姿が見えてくるようでした。いつも私が見ている「優等生」の姿は、すごく無理をして彼自身が懸命につくり上げていたもので、もうその無理ができなくなってしまったのではないかと思いました。そのことも含めて病院の先生にお伝えしましたが、発達検査などには至らず、不安を和らげる薬の処方を提案されました。Upload By 花森はな転院をすすめられ……児童精神科に通い始めて3ヶ月、薬を飲み続けても気持ちが安定しないので、病院の先生から大きな病院への転院をすすめられました。そして、「この病院ではこれ以上のことはできないので、もっと詳しく知りたいなら転院しましょう」と言われました。その際に「発達障害ではありませんか?」とお聞きすると、「いろいろお子さんを診てきましたが、息子くんの場合は違うと思います」と言ってくださいました。ホッとする反面、私の中で「それでも、もしかして……」という気持ちがくすぶり始めたのがこの頃です。Upload By 花森はな小学4年生で大きな病院Aに転院し、通院し始めた頃に最初に出た診断は「幼児返り」。そして、その次に出たのは「解離性障害」でした。新しい診断が出るたびに「発達障害の可能性はありませんか?」とお聞きしましたが否定され、発達検査を希望しましたが「必要ありません」とのことでした。今思えば、まだかろうじて元気が残っていたこの時期に検査ができていたらよかったと思います。本人が元気じゃないと検査自体が受けられないですし、通院もできませんので……。その後、こちらのA病院の治療方針とも合わず、もっと大きなB病院でセカンドオピニオンを受けることになりました。息子は、実はずっと困っていたのかもしれない病院は「違う」という診断を出してくれているのに、「発達障害ではないか?」と疑問を持ち続けた私に対して、ほかの家族の目はとても冷ややかでした。「通院よりももっと子どものことを考えて」「息子を病気にしたいのか」とまで言われましたが、そこで折れてしまっては、息子の学校の困りごとも生きづらさも何も解消しないと私は思いました。学校に行きづらくなってくると、息子はこれまでは口にしなかった教室の雑音がつらい、何もしないで「待つ」という時間が怖い、ノートの字が荒れてきたり書けなくなる、突然癇癪を起こすなど、さまざまな問題が一気に出てきました。学校が合わないこと、教室をイヤだなぁと思ってしまうのは、そういった特性上の理由が隠れているのかもしれません。息子の話は、これまでもずっと聞いてきたつもりです。それでも足りなかったし、学校に行けなくなる前にもうちょっとできることがあったのではないかなぁと、何年も経った今も後悔の念が消えないです。たぶん、この先もずっと消えることはないだろうと思います。Upload By 花森はな執筆/花森はな(監修:室伏先生より)息子さんの診断が分かるまでの経緯について、共有くださりありがとうございました。はなさんも息子さんも不安や葛藤を抱えながら、いくつもの医療機関で受診を重ねられ、本当に大変な日々でしたね。他のご家族さんからの理解を得るのが難しい状況でも、「そこで折れてしまっては、息子の学校の困りごとも生きづらさも何も解消しない」と考えて行動され続けたはなさんを尊敬いたします。幼児期のお子さんとは違って、学童期以降のお子さんでは、ご本人と信頼関係を構築するのに時間がかかってしまったり、ご本人の頑張りや取り繕いなどにより特性が分かりにくかったりして、診断に時間がかかってしまうこともあります。発達障害は生来お持ちの特性によるものなのですが、息子さんのように、それまではご本人の努力で、適応して生活されてきていたけれど、学童期になって人間関係が複雑化したり、思春期になって身体も心も不安定になったりして、困りごとが表面化する、ということもあります。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。前の記事はこちら
2024年04月11日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくんは、4月に入学してからすぐに登校しぶりが始まります。以前から常同行動や強いこだわりなどがあったものの、発達検査を受けても特に診断名はつきませんでした。2学期になると登校しぶりはますますひどくなり、大学病院の心理発達科を受診したものの、解決策は見つけられません。そんな中、小学校の先生からスクールカウンセラーに相談することをすすめられ、まっちくんと一緒にカウンセリングを受けることに。しかし、カウンセラーの先生が一生懸命いろいろ考えてくれたものの、まっちくんが受け入れられるような方法を見つけ出すことはできませんでした。その後もカウンセラーの先生がまっちくんと仲良くなるために試行錯誤したものの、心を開く様子はなかったようで、教育センターの不登校専門窓口を紹介されました。 息子のために何とかしたいと思うねこじまさん。「窓口に相談に行っても何か変わるかな……」と不安を抱えながら、教育センターの不登校専門窓口に行ってみると……。 相談員から予想外の言葉が… 2時間ほどの相談時間があっという間に感じられるほど、たくさん話を聞いてもらえたそうです。まっちくんの特性を理解してくれた相談員さんは、心の底からまっちくんの頑張りを認めてくれました。 当時、できないことばかりに目が向いてしまい、不安な気持ちになることが多かったねこじまさんは、「長男がめちゃくちゃ頑張っていることを、ちゃんと認めてあげていただろうかとハッとしました」と振り返ります。 自分の悩みと不安に共感してもらえたことで、ねこじまさんの心は少し軽くなったようですね。まっちくんの一番の理解者であるねこじまさんの不安が軽減されたことで、まっちくん自身もより前向きに動き出せるかもしれません。どんなに困難な状況でも、理解してくれる人がいることは、心の支えになりますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2024年04月10日「“内申点”が足りず高校受験で不合格だった」とYouTuberのゆたぼん(15)が公表したことで、“内申点”のあり方に賛否が集まっている。小学校から不登校を続けてきたが、中学3年の2学期からは登校し、高校進学を目指していたゆたぼん。3月14日に自身のYouTubeに動画を投稿し、受験で不合格だったことを報告。さらに4月4日の投稿では、入試の自己採点をした際に「一緒に受けた友達より僕の方が点数が倍以上だった。でもその友達は合格して、僕は不合格だった」と発言。不合格だった理由について「中学1、2年と学校に行っていなかった分の内申点の分まで、僕はテストで点を取らなければならなかった。特に沖縄の公立高校は内申点を重視するというのを知っていたんで、テストの点数が勝負だった」と語り、中学の教師からも「(合格は実力的に)厳しい。もう少し受かりそうな高校がある」とレベルを落としての受験を勧められていたが、あえてチャレンジしたと話していた。今後は高卒認定試験に挑戦するという。ゆたぼんの受験結果を受け、ゆたぼんの父の中村幸也氏は7日、Xに私見を投稿。多様性の時代において「学校しか選択肢がないのも内申点なんてもんも時代遅れ。日本の学校教育が社会に追いついてないんだから変えるべきは日本の学校教育のほうだよ」とし、「時代錯誤な内申点なんてあと数年でなくなる」とコメント。ジャガー横田の夫で、医師の木下博勝氏も9日、ゆたぼんの不合格を受け自身のインスタグラムに「自分の弟の時と同じかぶってしまって、こころが痛くなりました」と投稿。約30年前に「合格した同級生より得点は、はるかに上」だったにもかかわらず志望校に不合格だった弟の内申点が、教師の恣意的な評価によって悪かったことについて不満を綴った。そのうえで「公立高校の入試制度、見直すべきじゃないのかな。内申書が合否判定に大きく関係するのって、必要なのかな?私立の判定と同じにすべきでは?推薦等だけの活用で、良いのでは?」と指摘。さらに「内申点って、その中学のレベルによって、かなりのハンデが生じるよね?何で見直さないのかな。それとも、現在は是正されてるなかな」、「先生の顔色を伺いながら過ごす中学生は、昭和平成で終わりでいいのでは?」などと疑問を投げかけた。このように内申点制度の見直しを訴える声に対しては賛同する声も多く上がった。《内申点で中学生の反発を抑えようとするのは最悪手。内申点で抑え込めるのは,中位層の普通の子たち。本当に悪い子は「内申なんて関係ねぇ」子たちなので,よいことは1つもない》《内申点とか学校の成績って嫌いですワイはテストの点数は結構良かったけど、5段階評価で3以下だったで。90点くらいとっても2ついてたよ。先生に好かれてるかが重要だけど、ワイは嫌われてたわけだね》《学力があり、学校へいく意欲がある子どもを不登校で内申点が悪いからと高校入試で不合格にして「だから辛くても学校へ行かないといけない」と、子どもに圧力をかけて管理しないと成り立たないような学校の内申点のシステムもどうかと思う》一方で、内申点の重要さなどを説く声もあがり、賛否両論となっている。《中学から高校へ送られる内申点はテストの点数では評価できない、学ぶ態度や姿勢などが評価されますので点数が取れない子供にとっては有利な面もあります。要は日頃の行いでしょうか》《内申点を重視する公立高校があるもの多様性?の一つなのでそれを否定するのはおかしいかと》《内申点は無くなりません。むしろ内申点のみで評価されることの方が多くなると思います。一発勝負の試験結果より、どれだけ努力を積み重ねて来たかが評価されるのがこれからの社会です》《内申に懐疑的なのに、何故内申重視の学校に行ったのよ?一発勝負の高校なんて山ほどあるのに》
2024年04月09日『思春期の心理を知ろう!』書影株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年4月5日に、『思春期の心理を知ろう!――心の不調の原因と自分でできる対処法』(松丸未来監修/3,850円税込)を発売しました。文部科学省の調査によれば、2022年に全国の不登校の児童・生徒の数はおよそ29万9千人で、過去最多を記録しています。不登校の一番の理由は「不安・無気力」が半数以上を占め、子どもたちの多くが何らかの「心の不調」を抱えていることが浮き彫りになりました。本書は、自意識や同調圧力が高まる思春期の心の変化を理解し、自分でできる「心の不調」の対処法を学べるワンテーマ図鑑です。ストレスへの対処法を知り、心とうまくつきあう助けになる本思春期とは、10〜23歳頃(学童期の終わりから青年期)を指し、「自分は何者なのか」と迷いながら、社会に出る準備をする時期です。身体の変化に加え、進学・受験、部活動、友人・異性関係などのストレスが多いため、不安になったり、落ちこんだり、イライラや怒りから攻撃的になったりすることもあります。しかし、こうした心の不調には個人差があり、考え方(認知)のくせが大きく影響しています。そこで本書では、思春期にありがちな考え方(認知)のくせを解説したうえで、認知や行動を変えることで心の不調を治す認知行動療法の基本と、自分でできる対処法を紹介します。本書の監修者で、子どもや若者の認知行動療法の専門家である松丸未来氏は、「発熱などの身体の不調に対処するように、心の不調にも早めの対処が大切です」と述べています。本書の構成と読み方本書は、全3章オールカラーの構成。1章は、思春期に心と身体がどのように変化するのかを解説します。2章では、「心の不調」を抱えやすい考え方のくせについて紹介します。「良いところを無視するマイナス化思考」「判断が両極端であいだがない全か無かの思考」など、小学生と中学高校生の2つの立場で、具体的な例を図解します。そして3章では、不安、緊張、怒り、落ちこみなどを身体、行動、認知への働きかけで軽くする方法を紹介します。これから思春期を迎える小学生は「予習」として、中高生は、普段の自分の口ぐせ、行動パターン、思いこみを「復習」しながら読むと、より理解が深まります。思春期の子どもへの対処に苦慮する親の助けとなる、専門家の見解も満載です。<本書で紹介する「心の不調」を抱えやすい考え方のくせ>〇良いところを無視するマイナス化思考(例)大会で優勝した→「でも〇〇さんは私よりもっとすごかった」(自分にとってうれしいこと、楽しいこと、肯定的な出来事を無視したり、無意味と判断し、素直に受け入れられない)〇判断が両極端であいだがない、全か無かの思考(例)自信のあったテストが75点だった→100点じゃなきゃ意味がない(100%以外の現実を評価できず、なぜ間違えたのかを考えようとしない)『思春期の心理を知ろう!』について1項目について、1見開きで解説本文サンプル第3章では具体的な実践方法を図解で紹介本文サンプル監修者プロフィール松丸未来(まつまる・みき)1998年、英国レディング大学心理学部卒業。2001年、上智大学大学院文学研究科心理学専攻修了。臨床心理士、公認心理師。スクールカウンセラー、東京認知行動療法センター心理士を兼務。著書に『よくわかる 学校で役立つ子どもの認知行動療法』(遠見書房)など。書誌情報タイトル:思春期の心理を知ろう!副題:心の不調の原因と自分でできる対処法監修者:松丸 未来判型:A4変型判上製[楽しい調べ学習シリーズ]定価:3,850円発売日:2024年4月5日ISBN:978-4-569-88164-5発行:株式会社PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月09日仕事において、辛いと感じていることを打ち明けるのは容易ではない場合も……。「言えなかった本音を伝える」ことで、どんな変化が起きるのでしょうか?今回MOREDOORでは、投稿者から寄せられた『ずっと隠していた本音エピソード』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。仕事について秘めていた思い勇気を出すことで……監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年04月09日小3でADHD、ASDと診断された息子の幼少期息子・コチ丸は小3の頃にADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉症スペクトラム症)の診断を受けました。小さな頃から落ち着きがなく、歩き始めた頃には周りも省みず、どこかへ行ってしまうことが多々ありました(焦)。一度、スーパーで後ろを隠れてついていき、いつになったら親を探すかというのを試してみましたが、どれだけ待っても探してくれることはなく(笑)、電気屋でテレビを観てくつろいだり、おもちゃ売場でゲームをやってみたりと自分の関心事にずーっと夢中でした……。最終的に私が待てなくて折れるという結果に……(汗)。私はコチ丸が診断された当時、子どもの発達に携わる仕事をしていたので、診断が出た時には「やっぱりか」という気持ちと同時に、この手に負えない感じは私のせいでもコチ丸のせいでもない、「しょうがないことだったんだ」と思えるようになり、そこからはコチ丸のやることを受け入れられるようになりました(単純)。Upload By あきトラブル続きの小学生時代。行事の参加自粛を求められることも……コチ丸は小学校時代、ほぼ教室にはおらず学校のなかを自由に歩き回ったり、図書館で本を読み漁ったりしていたようです。・とにかく、やりたいことはやらないと気が済まない→学校で興味本位で落ち葉に火をつけてボヤ騒ぎを起こす。・ちょっとしたことでカッとなる→掃除をしないことに注意をされて、掃除用具を持ったままくってかかり、女の子に怪我をさせる。・先が読めない→自転車ごと田んぼに突っ込む。口に入れていた単三乾電池をうっかり丸飲みする。と、トラブルが尽きない子どもでした。Upload By あき当時は大事な行事などがあると「コチ丸くんについて見ていられる先生がいないので、当日は休んでもらえませんか?」と打診されたりして、私としては小学校には不信感しかありませんでした。小5の時、卒業式に参加するのを「絶対に大丈夫」と本人が言い張り、私も頑張ってほしいと思い学校に頼んだことがありました。しかし、結局じっとできず、こっそり体育館の2階に勝手に上がって、式の様子を高い窓から覗き込んで見下ろしていたところ、参列していた保護者と目が合いビックリして悲鳴を上げられ大騒ぎになり、卒業生より目立ってしまったことも。すぐに呼び出されて怒られました(汗)。当時の卒業生には申し訳なかったです……。Upload By あき小3から「自由登校」開始。中学進学先は担任と意見が分かれ……小3の頃から、わが家は「自由登校」を始め、コチ丸自身が学校に行きたいと思った時だけ登校するようになりました。週に3~4日は家にいたのでランドセルはキレイなまま、小学校生活は終わりました(笑)。地元の中学に入学するにあたり、学習が遅れていることを理由に小学校からは特別支援学級への進学を勧められました。確かに小学校にはほぼ通っておらず家でも全く勉強はしてなかったので、中学の通常学級で授業についていくのは難しいだろうという先生の考えは理解できました。しかし、コチ丸はものすごい読書家で、読んだ本の内容をほぼそのまま覚えているなど、私よりずっと博識な子どもです。その上、好奇心旺盛でNPOなどの野外活動に一人で参加し、先陣きって何事も臆することなくやるタイプだったので、問題解決能力もそれなりにあるのでは……と感じていました。そのため私は、「コチ丸には中学校の特別支援学級より、もっと本人の個性を活かせる環境がどこかにあるのでは?」と思えてなりませんでした。Upload By あき私立中学への進学を決断。親子で歩み出した新たな道結局コチ丸は中学受験をし、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の私立中学校に入学しました。もちろんシングルの私にとっては人生予定外の大出費です(焦)。それでもコチ丸なりにわが家の状況を理解してくれていて、これはわが家にとってはスゴく大変なことなんだということを察してくれていたのだと思います。最初こそ休みながらでしたが、中1の終わりには生徒会に入り、やがて生徒会長になり公立高校に進学しました。大出費(笑)でしたが、間違いなく親子の人生を変えてくれた大満足な中学生活を送ることができました。さて、現在ですが……コチ丸は私と一緒には暮らしておりません。高校受験は自らやりたいことがあると、住んでいた愛知県から北海道の公立高校に入学し、寮生活を送っております。さらなる大出費です(笑)。あんなにいろんなことがあった賑やかな日々から一点、寂しい毎日ですが、たまに入ってくるコチ丸らしい淡々とした、でも愛嬌のあるLメッセージに心救われています。Upload By あきこれからコチ丸のこれまでの習い事や勉強、学校選びなど、数々の分岐点をコラムで振り返れたらと思っておりますので、よろしくお願いします!執筆/あき(監修:森先生より)あきさんのように、診断を受けて「私のせいでも子どものせいでもない、しょうがないことだったんだ」ととらえることができると、これからどうしたらいいかを前向きに考えることができますね。無理に型にはめようとするのではなく、個性を活かせる環境を探してくれたからこそ、お子さんは自分が本当にやりたいことを考えることができるようになったのでしょうね。保護者としては、1つひとつの分岐点で迷いもあるでしょうし、焦りもあるかと思います。お子さんのためになる選択を、長い目で見て考えることができるといいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年04月09日「学校へ行きたくない」を受け入れ続けて大丈夫?不登校や子育ての転機など2024年3月に公開した読者体験談『発達ナビ 読者体験談』は、会員のみなさんからご投稿いただいたエピソードを元にした記事です。発達ナビの連載ライターさんなどにイラストをつけていただき、コミックマンガエッセイ化しています。今回は、2024年3月に公開した読者体験談をまとめてご紹介いたします。3月に公開された体験談のテーマはコチラです。・不登校・発達障害子育て、わが家の転機・重度障害のわが子の困った行動みなさんのリアルな声と、それに応えた専門家の先生方のコメントにご注目ください!読者体験談を一気にご紹介!【2024年3月】「学校を休みたい」と言われたら「いいよ」と受容すればいいことは分かってる……けれど、本当にそれでいいの?このままだと子どもの将来はどうなるの?不登校のお子さんを持つ保護者さんは「このままで大丈夫なのか」といつも葛藤しているのではないでしょうか。そんな保護者の不安、疑問に、専門家が詳しくお答えしています。不登校を受容することは甘やかしなのか?ぜひご覧ください。DQ(発達指数)が境界域の息子さんを育てながら正社員としてフルタイムで働いていた保護者さん。キャリアアップのため転職をしたタイミングで、息子さんの登園渋りが始まってしまって……。発達障害のあるお子さんの子育てと仕事の両立、多くの方が悩まれているのではないでしょうか。投稿者さんの選択、そして決断後今思っていることについてまでご共有いただきました。3歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)と診断を受けた息子さんは、幼稚園から理解されず、親子ともどもつらいご経験をされました。そんな中、幼稚園の年中から通い出した児童発達支援とそこで受けたペアレントトレーニングで、育児に転機が訪れて……。「迷惑をかけないように……」そう思って気を張り、あやまってばかりいた重度知的障害(知的発達症)とASD(自閉スペクトラム症)の息子さんを育てている保護者さん。ですが、3つの転機をきっかけに考え方が変わったそうです。「迷惑をかけないにしないと」と思って子育てをしている方にぜひ読んでいただきたい1本です。小学1年生の時にASD(自閉スペクトラム症)、中学1年生でLD・SLD(限局性学習症)と診断されたお子さんの転機は、小学2年生の時に先生に言われたとある一言でした。小学校で荒れていたお子さんが、前を向くことになったきっかけは?先生方の支援に胸が熱くなるエピソードです。重度知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)で、無発語の息子さんは、飼っている猫のことを不思議な存在と感じ、少し恐れているようで……。保護者さんから見た、息子さんと猫のやりとりに、なんだかほっこりです。現在12歳で重度の知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)と診断さたお子さんは、お風呂が大好き。そしてあるこだわりがあるそうで、そのなかにはちょっと困ることもあって……。困ったルーティンにどう対応すればいいのでしょうか?つらかった、楽しかった……発達障害のお子さんを育てた経験談は、きっと誰かの役に立ちます!エピソード募集中!『発達ナビ 読者体験談』では、発達ナビユーザーのみなさんからのご投稿を募集しています。現在の募集テーマはこちらです!・障害告知でのトラブル・パートナー(夫婦) との間でのトラブル・両親(義両親)、親族などの間でのトラブル・進学・受験関係でのトラブル・冠婚葬祭関連でのトラブル・お子さまの反抗期、思春期でのトラブル・お子さまの自傷でのトラブル・お子さまの学習関係でのトラブル・不登校、行き渋りでのトラブル・お子さまとゲームの関わりでのトラブル・子さまの不器用さでのトラブル・ママ友や、ほかの保護者の方とのトラブルでのトラブル・ご近所関係でのトラブルご投稿いただいたエピソードを基に、発達ナビの連載ライターさんなどのイラストによってコミックマンガエッセイ化、監修の先生からエピソードについてコメントをいただいたものを発達ナビ上でお届けします。共感や気づきを得られるようなエピソード、誰にも相談できないお悩みや、ママ友トラブルまで、さまざまなエピソードをぜひお寄せください。ご応募は以下の応募フォームよりご投稿いただけます。みなさまのご投稿お待ちしております!(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年04月06日